中島みゆき「誕生」
高校時代に中島みゆきの歌に出会って以来、ずっと彼女のファンだ。
中島みゆきの歌は何度聞いても、飽きることはない。
彼女の歌の良さをざっくりと言うとすれば
人に寄り添い、辛く悲しい時に次の一歩を踏み出せるよう後押ししてくれる、そこにあると、思っている。
そういった中島みゆきの数ある名曲のなかでも私のお気に入りは
「誕生」である。
「誕生」に出会ったのは二十数年も前の事。
ラジオから流れてくるこの歌に心揺らされた。
「誕生」 中島みゆき
ひとりでも私は生きられるけど
でもだれかとならば人生ははるかに違う
強気で強気で生きてる人ほど 些細な寂しさでつまづくものよ
呼んでも呼んでも とどかぬ恋でも
むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ
待っても待っても 戻らぬ恋でも
無駄な月日なんてないと言ってよ
めぐり来る季節をかぞえながら
めぐり逢う命をかぞえながら
畏(おそ)れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく
泣きながら生まれる子供のように
もいちど生きるため泣いて来たのね
Remember 生まれた時 だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること
ふりかえるひまもなく時は流れて
帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく
すがりたいだれかを失うたびに だれかを守りたい私になるの
わかれゆく季節をかぞえながら
わかれゆく命をかぞえながら
祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている
忘れない言葉はだれでもひとつ
たとえサヨナラでも愛してる意味
Remember 生まれた時 だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
Remember けれど もしも思い出せないなら
私いつでもあなたに言う
生まれてくれて Welcome
Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと
そして覚えていること
人は生きていく中で多くの出会い、そして別れを経験していく。
辛く悲しい経験もやがては新たな私への誕生へとつながってゆく・・・
秋の夜長に聞いてみてほしい私のお薦めの一曲である。
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